男性の食事のお悩み
30代の方から寄せられました
仕事柄、昼食や夕食はどうしても外食になってしまうことが多く、日頃から栄養の偏りが心配でした。昼食は出先でとることが多いため、時間がかからずお腹がいっぱいになるメニューばかり選んでしまいます。夕食は職場の同僚や上司との付き合いも兼ねているので飲み屋中心になり、お酒が入ってしまうことを少々悩んでいました。
お酒を飲むことは好きですが、外食の度に飲んでしまうのは自分でも不健康ではと不安に感じていました。
しかし、職場の人間関係に影響する可能性もあったことから飲み屋へ行くのを断ることができず、酒の席で自分だけ飲まないのも雰囲気が白けてしまうことからあまり飲みたくない時でも無理をして飲んでいました。
そのような生活が何年も続き、疲れやすくなったうえにお腹が出っ張ってきたことから本格的に食生活の見直しが必要になったと自覚せざるを得なかったのです。体の具合がよくない状態に陥ったのは外食ばかりで栄養バランスが偏ってしまったのが原因であることは何となく自覚はしていた。
ですが、頭では理解しつつも自分でお金を払う食事だからという理由で好きなメニューばかり注文してしまう状況が続いていたのです。付き合いで行っていた夕食の外食も同様で、濃い味付けで脂っこい物ばかり頼んでいました。
お酒に合う料理だからと言い訳をしながら塩辛く、脂っこい物ばかり食べていたので体の具合がよくない状態になるのは当然だったかもしれません。
自分の体が不調になってから初めて毎日の食事に気を配ることが重要なことを実感しましたが、具合が悪くなってから反省しても遅いのは紛れもない事実です。
しかし、これから毎日の食事を見直せば少しは事態が改善されるかもと淡い期待を抱き、改めて外食中心だった食生活を改善しようと思い立ちました。
まず取り組んだのが単純に外食の階数を減らすことでしたが、そのためには自分で昼食となる弁当をつくらなければいけなかったため、この方法は早々に諦めてしまいました。おにぎりを数個作る程度なら何とかなりましたが、何種類ものおかずを栄養バランスを考えながら揃えるのは料理の経験がほとんどない私にとって未知の領域の話だったためです。
いきなり外食の回数を減らすのは無理があったため、外食はしつつも体調管理を優先する方法を選びました。
外食する際は自分好みのメニューに偏らず、栄養バランスを第一に考えて選ぶように決めたのです。しかし私は栄養に関する知識が乏しく、どの料理にどのような栄養がどれだけ含まれているかが分からなかったのです。だからと言ってこの方法を諦めると打つ手がなかったことから、とりあえず野菜と魚介類と肉がほぼ同じ割合で使われている料理を優先して注文するように決めました。
それまでの私は栄養に関する知識が皆無に等しく、ビタミンとミネラルの違いも分かっていなかったのです。そのため、栄養バランスがよい食事を具体的にイメージできず、右往左往してしまいました。
食材ごとの栄養の違いを書籍やネットで勉強しつつ、味付けがもたらす体への影響についても正しい知識を持つように尽力しました。
野菜や魚介類の旬についても学び、同じメニューでもお店ごとに味付けで用いる調味料の種類が異なる点に注意しました。
食材が新鮮で栄養バランスがよく、美味しく食べることができるメニューを扱うお店を優先して選ぶように決めたのです。食材の旬については特にこだわり、季節外れなメニューは避けるように注意しました。
結果、毎日の食事が以前よりも美味しく感じられるようになった他、栄養バランスを考えてメニューを決めるようになったことで体重が少しずつ減少しました。疲れについても体重が減ることで感じにくくなり、快適に働くことができるようになりました。
栄養の過不足が軽減されたことによって体調が改善され、毎日を気持ちよく過ごせるようになったと言えるでしょう。